Linsta Agent — Webサイトに AI のチャット窓口を置く
Linsta Agent は、自社の Web サイトに置く AI のチャット窓口です。あなたのサイトや資料を「ナレッジ」として覚えさせると、お客様からの質問に 24 時間、根拠付きで答えます。答えられない問い合わせだけスタッフに引き継ぐので、LINE の運用と同じアカウントのまま、サイト側の問い合わせ対応も自動化できます。無料枠から始められます。
LINE との関係
- Linsta(LINE 公式アカウントの運用)と Linsta Agent(Web サイトの AI チャット)は、同じアカウント・同じログインで使えます
- LINE 管理画面の左メニュー「Webサイト › AIチャット窓口(Linsta Agent)」、またはダッシュボードのカードから開けます。Agent 側の左下「Linsta(LINE 運用)へ」で戻れます
- 料金は別々です。Agent の「請求」で Free / Lite / Pro / Business を選べます(料金プラン)
最初の 30 分でやること
- agent.linsta.ai/app を開き、「AI Agent」で 1 つ作ります(名前・あいさつ文・色)
- 「ナレッジ」で「Webサイト」を選び、自社サイトの URL を登録します。数分でページを読み込み「準備完了」になります
- 「Playground」で実際に質問して、答えかたを確かめます
- AI Agent の画面にある「埋め込みタグ」(
<script src="…/agent.js" data-agent="…">)をサイトの</body>の直前に貼ります。WordPress なら「外観 › テーマファイルエディター」か、ヘッダー・フッター挿入系のプラグインで入ります - 「連携」で Slack / Chatwork / メールのどれかに、引き継ぎの通知を届けるようにします
ナレッジに入れられるもの
「ナレッジ」画面の「+ ナレッジを追加」から選びます。種類ごとに向き不向きがあります。
- Webサイト — URL を 1 つ登録すると、同じサイト内のリンクをたどって読みます(深さと上限を指定)。まずはこれ
- サイトマップ / URL 一括 / ヘルプセンター — sitemap.xml、URL の一覧、Zendesk などのヘルプセンターから、載っているページだけをまとめて取り込みます
- 1ページ / テキスト / Q&A — 特定のページ、手で書いた説明、よくある質問と答え
- ファイル — PDF / Word / Excel / PowerPoint / CSV / テキスト(1 ファイル 4MB まで)
- YouTube — 動画・再生リスト・チャンネルの字幕を読み込みます(自動生成の字幕でも可)
- 音声 / 動画 — 録音やセミナーの動画から AI が文字を起こして覚えます(動画は 300MB・60 分まで。お使いのブラウザで音声だけを取り出すので、動画そのものは送りません)
- Notion — インテグレーションのトークンを貼ると、共有したページとデータベースをまとめて取り込みます
- Google Drive — 「リンクを知っている全員」で共有したフォルダやファイルのリンクを貼ると、中の Google ドキュメント・スプレッドシート・スライド・PDF・Word などをまとめて取り込みます
Pro 以上のプランでは、Web サイト・サイトマップ・Notion・Google Drive などを毎日自動で取り直します。フォルダに足したファイルやサイトの更新は翌日に反映されます。
答えかたを整える(カスタムプロンプト)
AI Agent の編集画面で、次を設定できます。
- 名乗り(ペルソナ) — 「〇〇のサポート担当です」など、最初に名乗る立場
- 口調 — 丁寧 / カジュアル / 簡潔 などから選びます
- 答えない話題 — 競合他社の比較や医療判断など、AI に答えさせない話題を書いておくと、スタッフへの引き継ぎに回します
まず Playground で 10 問ほど試し、答えが弱かった質問は「AI が答えられなかった質問」(ナレッジ画面の下)に残るので、そこから Q&A を足していくのが早道です。
問い合わせを人が引き継ぐ(Inbox)
- AI が答えられない、お客様が「人と話したい」と言った、などのときは会話が「有人対応待ち」になり、「Inbox」に並びます
- 「連携」で Slack / Discord / Chatwork / メールへの通知を設定しておくと、引き継ぎのたびに知らせが届きます
- 「自動化」では、担当者の自動割り当て、一定時間で自動解決、特定キーワードで即引き継ぎ、営業時間外の案内、毎朝のレポート(前日の会話数・解決率)の時刻を設定できます
- 「顧客」には会話した相手の情報(名前・メール・タグ・メモ)がたまります
お客様に画面を送ってもらう
チャットの入力欄の左にあるモニターのボタンで、お客様は いま見ているページの URL と、その画面の写真 をワンクリックで送れます。「この画面のここが分かりません」を言葉で説明してもらう手間がなくなります。
- 押すとブラウザが「どの画面を共有しますか」と尋ね、お客様が選ぶとその 1 枚だけを取り込んで送ります(録画はしません)
- iPhone の Safari など、ブラウザの画面共有が使えない端末では、自分で撮った画像を選ぶ形に切り替わります
- 届いたものは「Inbox」の会話にそのまま並びます。URL はクリックで開け、写真はクリックで大きく表示できます
- 送られてもAIは返事をしません(AIは画像を読めないため)。スタッフが見るための手掛かりです。お客様は続けて普通に質問を書けます
埋め込みタグを貼り直す必要はありません。すでに設置しているサイトでは、次にページが開かれたときから使えるようになります。
気をつけること:
- 写真には、その画面に映っていたもの(他のお客様の名前、注文内容など)がそのまま入ります。お客様が何を共有するかはブラウザの画面で選べますが、受け取ったあとの扱いには気をつけてください
- 写真は 90 日 で自動的に消えます。URL と会話は残ります
- 写真を見られるのはその Workspace のメンバーだけです。リンクを知っていても、ログインしていない人には見えません
効果を見る(分析)
「分析」で、会話数・AI が解決した割合・引き継ぎ率・平均の初回応答時間・お客様の評価(👍 / 👎)を確認できます。「AI が答えられなかった質問」は放置せず、週に一度まとめて Q&A にするのがコツです。
開発者向け
「開発者」で API キーと Webhook を発行できます。会話の開始・引き継ぎ・解決などをきっかけに、自社システムへ通知したり、REST API で会話や顧客を読み出したりできます。詳しくは画面内の説明を参照してください。
「開発者」には AI に繋ぐ(MCP) の案内もあります。表示されているコマンドを ChatGPT や Claude に登録すると、発行した API キーの範囲で、AI がそのまま問い合わせを扱えます。
- 人の対応待ちの会話を探す・会話の全文と顧客情報を読む
- スタッフとして返信する(送ると AI の自動応答は止まり、キーを発行した人が担当になります)
- 解決済み・対応待ち・終了に変える
- AI が答えられなかった質問を見て、その場でナレッジ(本文か Q&A)を足す
できることは上の API と同じ範囲です。やめたいときはキーを失効させれば、AI からも使えなくなります。
気をつけること
- ナレッジのページ数と AI 回答の件数はプランごとに上限があります(Free は 100 ページ・月 100 件)。上限に近づくと「請求」の使用量に表示されます
- 会員限定ページや下書きなど、ログインしないと見られないページは Web サイトからは読めません。必要なら「ファイル」や「テキスト」で入れてください
- 埋め込みタグは AI Agent ごとに違います。複数サイトを持つ場合は Agent を分けると、答えかたとナレッジを分けられます
- お客様の個人情報(電話番号・住所など)をナレッジに入れないでください。AI がそのまま答えてしまいます